大雪のせいで、会社に来られないとき。

投稿日: カテゴリー: 社会保険の豆知識

従業員が、「大雪が原因で出勤できない」となった時。

さて、どのような対応をすればいいのでしょうか。

よくあるのが、

    1.従業員の安全のためにお休みにしたり、勤務時間を短縮したケース

    2.電車が止まる・土砂崩れで通れないなど、現実的に出勤不可能なケース

    3.頑張ればいけないこともないが、天候を理由に欠勤したケース

こんなところでしょうか。

1.従業員の安全のために休みにしたり、勤務時間を短縮したケース

会社が、配慮としてお休みにしたときです。

法律上は、「休業手当」を支払う義務がありますので、働かなかった時間分の、6割の支払い義務があります。

つまり、逆に言えば、4割は払わなくてよい(給与から控除していい)のですが、「特別休暇」等を付与して、全額支払っている会社が多いなと感じます。

逆に、アルバイトさんの場合は、お休みにして支払っていないケースが見受けられます。

これも、会社の配慮としてお休みにしたとしても、「今日はお客さん来ないから来なくていいよー」でも、会社の都合でお休みとなりますので、休業手当は必要です。

これは、支払っていなければ未払いになりますので、注意が必要です。

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(休業手当)

第二十六条  使用者の責に帰すべき事由による休業の場合においては、使用者は、休業期間中当該労働者に、その平均賃金の百分の六十以上の手当を支払わなければならない。

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2.電車が止まる・土砂崩れで通れないなど、現実的に出勤不可能な  ケース

会社のせいでもない、本人のせいでもない、完全に天候のせいで、どうしようもできないとき。

会社からすれば、給与を払う義務などないし、従業員からすれば、自分のせいでもないのに欠勤しなければならない。

上の、休業手当を見てみてください。

「使用者の責に帰すべき事由による休業の場合においては」と、なっています。

つまり、会社もどうしようもないときは、休業手当の支払いはなし、となります。

ただし、就業規則などで、「天災などで働けない場合の給与は休業手当を基準にしはらう」というような、決め事がある場合は、支払わなければなりませんので、注意です。

どこかからコピーしてきた就業規則を使っている会社さん、大きい会社は結構こうしていますので、じつは、自分の会社がそうなっているかもしれませんよ!

3.頑張ればいけないこともないが、天候を理由に欠勤したケース

欠勤です。給与は払わなくていいです。従業員としてはざんねんですが・・・・・。

今のように、改札で30分待ちでも、会社が休めというまえに「休みます・・・」と言ったら

残念ながら欠勤となります。

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しかし・・・・・・・・・

今日こんな状況なのに無理に「来い」と言われて、大変なけが等したり、この状況の対策を行っていないのに野外の仕事を行わせたり。

それはそれで、安全配慮義務がありますので、会社としては頭が痛いところですね。

こういう日は、スッキリ「特別休暇!!休んでも給与引かないよ!」と、いえるような、余裕のある仕事・経営ができると、良いのかもしれませんね。