196.勤務社労士について

196.勤務社労士について-人事・労務の豆知識 Podcast

今回は質問箱から勤務社労士関連のご質問をいただきましたので、社労士の話を致しました!!

1つ目のご質問

1つ目のご質問に市川が回答します!

勤務社労士になりたいという方からのご質問です。
ご質問者様は、今年の8月から社労士試験のお勉強をはじめたということですね。
将来的に勤務社労士になりたい、ということですので今は違うお仕事をされていて、社労士試験に合格してから社労士事務所へ入所して勤務社労士になりたい、ということかなと思います。

まず勤務社労士とは何かというご説明を簡単にいたします。
社労士試験に合格後、実務経験が2年以上あるか、実務経験がなければその代わりとなる事務指定講習というものがございまして、そちらを受けると社会保険労務士として登録することができます。

登録の種別は「開業」「法人社員」「勤務」「その他」の4つがあります。

簡単に申し上げると、「開業」と「法人社員」というのは、自分で社労士事務所を設置・設立するものですね。
「勤務」というのは、どこかにお勤めの状態で社会保険労務士のお仕事をするという立場の方です。
「その他」というのは、社労士業はできないけれども行政協力や社労士会のお仕事をすることができるようです。
例えば社労士試験に受かりました、でも社労士とは全然関係のない業界にいるので何も動けません。
でも、何かやりたいという方は「その他」で登録をして、社労士会のお仕事をするというのもすごく良いのではないかなと思います。

今回のご質問に出てきている「勤務」登録の中には2種類あります。
社労士事務所に勤めている勤務社労士と、一般企業に勤めている勤務社労士になります。
この2つは大きく違います。
社労士事務所に勤めている勤務社労士の方というのは、勤め先の社労士事務所で社労士のお仕事をしていて、社労士事務所からお給料を支給されている立場の方です。
会社に勤めている勤務社労士の方というのは、ケースバイケースですが、その会社の中の社労士として登録していると、会社の中の社労士事務を自分の名前ですることができます。
もちろん代表印は必要ですが、提出代行みたいな形で書類を提出することができるみたいですね。

ご質問の回答へ戻ります、給与計算検定を持っていたら社労士事務所に入りやすいかどうか、ということですよね。
こちらは給与計算検定と社労士試験の合格、そして採用選考の順番によってメリットが変わるのではないでしょうか。

社労士試験に受かってから給与計算検定を受けるのだったら、採用されるかどうかというポイントではあまり意味がないと思います。
給与計算検定は勉強のために受けるにはすごく良いと思いますが、社労士試験合格後だと採用のプラスポイントにはそんなにならないと思うのですね。

順番として、社労士試験に受かっているわけではないけれども、社労士事務所で働きたいと思うのならば、給与計算検定があった方が絶対に良いと思います。
なぜなら社労士事務所で給与計算業務の担当者を募集していることが結構多いからです。
転職や就職の際に給与計算業務希望で給与計算検定に受かりましたという方で、社労士試験はいま勉強中ですが受かったあとは勤務社労士になりたいです、という感じであれば多分かなりプラスなのではないかなと思います。
仮に社労士試験合格後だとしても、社労士事務所に入ってから給与計算をしっかりと勉強したいなと思って給与計算検定を受けるのは良いと思います。

もし今すぐにでも社労士事務所に勤めたいと思っていらっしゃるのであれば、社労士試験の勉強は結構大変ですから一年保留にして、先に給与計算検定を受けてもいいかもしれませんね。
タスクの話で、2つすることがあったとしたら、私は簡単で早く終わる方から取り組んだ方が良いという考え方です。
簡単な方から取り組んでしまえばそちらは終わります。
難しい方がなかなか終わらないと簡単な方も結局できないじゃないですか。
ですので簡単な方から取り組んで、次に難しいことにチャレンジするということでもいいのではないかなと思います。

2つ目のご質問

2つ目のご質問に市川が回答します!

そうですね、感じられている通り人事未経験で他社人事部への転職は相当難しいと思います。
現在大きな会社にいらっしゃる、というのがポイントです。
やりたいことがあるから転職することは大変よろしいかと思います。
しかし本当に給与が下がります、そこはかなり覚悟してください。
かなり覚悟してくださいと申し上げた、それよりも本当にかなり下がります。
未経験のお仕事に入るので、現在の給与水準が転職先では考慮されない可能性があります。
営業職での転職であれば現在いくらもらっています、ではそれに準じていくらぐらいですね、というような転職になると思います。
しかし人事部で働きたいですと言ったら、転職先では前職並の給与はそう出せないですよね。
もうそれこそ契約社員で月20万円からスタートという感じであれば転職できるかもしれないぐらいな感じだと思います。
おそらく本当に許容できない範囲で給与が下がると思うので、実質無理なのではないかなと正直なところ思います。

そしていま社内の人事部に異動希望を出していてそれが通らないということは、おそらくご質問者様は営業で売上を上げてくるからが手放したくない、ということがあるのではないのかなと思います。
人事部の中でも採用の業務ならば営業にかなり近いので、そちらの方に希望を出すのもありなのではと思うところです。
なぜなら採用とは、ほぼ営業なのですね。
何人集めなければいけないという数字を背負って、学生さんにアポイントを取り、なんとか面接へお越しいただく。
そういう数字を意識するお仕事がありますので、意外と営業経験が生きてきます。

私はずいぶん前に、すごく大きな何千人規模の会社さんの採用業務に、派遣で関わらせていただいたことがあります。
そのときに営業でずっとお勤めされていた、おそらく年齢が30代後半ぐらいかなと思いますがおふたり、営業部から採用の人事部に異動してきた方がいました。
その方も異動希望を出してのチャレンジ異動みたいな形で、多分そこからずっと人事部にいらっしゃるのではないかなと思います。

もしかしたら異動の検討をされる際、社労士だから労務や給与計算などというふうに社内でイメージされているのかもしれません。
ご質問者様から人事部異動へのアプローチは、どちらかというと採用や教育研修などの部門でしてもいいかもしれないですね。
教育研修も人前でお話しすることがありますし、あと営業の教育研修は絶対にあると思います。
そういう営業的な業務のほうからいくと、もしかしたら人事部への異動が通りやすくなるのではないかなと。

ただ異動は会社さんの事情によって、なかなか難しい部分もあるのではないかとも思います。
ちなみに社労士事務所の勤務社労士について、ご興味はありませんでしょうか?
社労士事務所で営業経験ありはすごく重宝されます。
なぜなら社労士事務所は結構営業が問題になっていて、営業経験ありの方が社労士事務所で働きたいとなるとかなり歓迎されます。
社労士事務所への転職であれば、すごく色々あるのではないかなと思います。
いまはベンチャー的な社労士事務所も多いです。
もし営業がお好きなら売上重視の社労士事務所へ行って、そこで何年か経験をしてみる。
社労士事務所で数年経験していますという経歴を持って、事業会社の人事部に転職するということはできるかもしれないと思いました。
2段階で転職するという、そういう道もあると思うのですよね。
1段階目の転職で社労士事務所でのキャリアを何年が積んで、そこから2段階目の転職で人事部に入るとか、そういうことができるのではないかなと。
社労士業界にいれば、経営者の方や人事の方ともかなり近くなります。
そこからもう一歩進んでいくということもありなのではないかなと思ったりしました。

3つ目のご質問はPodcastにて!

Podcastでは3つ目のご質問にも簡単ではございますがお答えしておりますので、もしよろしければお聞きください。

今週はここまでになります。

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