197.2022年の振り返り・・・
あけましておめでとうございます!
お正月ですのでのんびりと、昨年の振り返りをしようかと思います。
色々やりました。今年もいろいろやると思います。頑張ります。
新年のご挨拶と今週のテーマについて
あけましておめでとうございます。
・・・と言ってもですね、市川がこのお話しをしているのは年末真っ只中の時期でございまして、こちらが公開されるときはもう年始かとちょっと焦っているところでございます。
今週は昨年(2022年)の振り返りがテーマです、お正月ですから少しのんびりいきたいと思います。
恵社労士事務所について
昨年は本当にいろいろなことがありました。
年間を通して一番嬉しかったことは、弊所へのお問い合わせが多かったことですね。
皆さま本当にありがとうございます。
新規のお客様もかなりたくさんいらっしゃってくださいまして、すごく良い一年でございました。
それとスタッフの成長がとても目覚ましくてですね。
弊所の社労士スタッフは、一人ひとりが開業しても何の遜色もない社労士です。
勤務社労士とはいえ気合もありますし、あとなにより会社さんの「こうしたい」というご要望に寄り添うところが浸透していっている感じがいたします。
自画自賛ではございますが、本当に弊所はスタッフが良いのですよ。
それと5月に事務所の移転をしました、面積が倍になりましたね。
ただ、荻窪駅からの距離も倍になりました。
前までは駅から歩いて2分でしたので、現在は5分ぐらいです。
徒歩5分ですので初めていらっしゃった方は「駅から近くていいですね」と言ってくださいます。
大きい事務所に引っ越した理由は、面積に対して席がいっぱいでもう誰一人として雇えない状態だったからです。
そしてなんと2名の方が入社してくださいまして、総勢7名だったスタッフが9名になりましたので、頑張っていきたいと思います。
こちらが昨年一番の総括です。
社実研について
2022年1月からですね「社実研」という、オンラインサロンを始めました。
社労士仲間の古川天先生ですね、私は「てんさん」と呼んでいます。
「天」と書いて「ひかり」さんって読むのですよ、素敵なお名前ですよね。
その天さんと2人で平日の毎朝8:30から10分間、Twitterのスペースという機能を使って音声配信を始めました。
こちら本当にいろいろ方が聞きに来てくださるようになって。
せっかくなので何かコミュニティを作ろうといって、「社実研」というオンラインサロンを始めました。
それが今なんと、約300名の方がご入会くださっております。
月額550円でワンコインですので、よかったらご入会くださいね。
こちらは何が良かったかというと、たくさん聞いてくださっている方がいる中で毎朝決まった時間に同業者の方といろいろなお仕事の話を10分するということですね。
そうすると毎日自分の考えというものをアウトプットできます。
アウトプットするとことは、インプットが必要なわけですよね。
そういう意味でかなり知識が増えた1年だったかなと思います。
そして一緒にやってる天さんがすごく勉強家な方で、いろいろなことを仕入れてくださるのですね。
天さんの繋がりでいろいろなゲストの方にお越しいただきました。
様々なお話を伺えて、私もいろいろなことを知ることが出来ました。
あと1日1回10分間すごく集中しなければならないということも、とても良かったなと思っております。
労務監査のお仕事について
「社実研」に引き続き2022年の1月はですね、労務監査のお仕事をさせていただきました。
会社さんは上場の前に、労務環境を整えていかなければいけないのですね。
いま新規上場するためには、労務環境や労務に関するリスクがすごく見られます。
未払い賃金のリスクがどのぐらいあるのかなどを見られてるのですね。
労働基準法をクリアしている・違反していないのは当然ですし、これは今までも上場の基本的なラインでした。
もう10年以上前の話ですが、私は上場したばかりの会社に勤めていたことがありました。
そのときの会社の状況を見ると書面さえ整っていれば上場ができた時代だったと今は思います。
労務環境などが整っていなかったとしても、書面の体裁が整っていて労働基準法には違反していない状態であれば大丈夫だったようです。
最近はもし従業員さんから訴えられたら負ける可能性がある分野というのを、上場の際は見られています。
例えば管理監督者について、本来の意味での管理監督者は何人ぐらいなのか?
これは課長以上をとりあえず全員管理監督者、名ばかり管理監督者のような運営をしていると本来の意味での管理監督者としては認められないわけです。
こういった場合にもし訴訟が起きたとしたら、名ばかり管理監督者と呼ばれる人たちの未払い残業代というのが一気に会社にとっての負債になってくるわけですよね。
他にも残業代をしっかりと支払っているか、労働時間を1分単位で計算しているかなど、そういう紛争になったときに負けやすいところは注意が必要ですね。
裁量労働制なども的確に管理できているかどうかなど、労務に関するリスクがどのぐらいあるのかをしっかり監査するわけです。
貴社は今このようなリスクを抱えている状態です、そのリスクをできるだけ減らすためにはこの様にしていくとよいですよ、というような評価・助言などをさせていただきました。
こちらはすごくやりがいのあるお仕事だと思いました。
そして上場のための労務監査というよりは、会社の健康診断のような感じで1年に1回こちらのメニューについて監査をします、というようなご提案を会社さんへするのもよいのではないかなと思っております。
こういったお仕事はまた取り組みたいですね。
講師業について
2022年は講師業を多くさせていただきました。
資格の学校で有名なTACさんの中で開講している、ハローワークの職業訓練の一環でバックオフィス系のお仕事を覚えるコースがあります。
そちらで労務系の講師としてデビューさせていただきました。
あんなに長い時間教壇に立つというのは初めての経験でしたので、すごく勉強になりました。
講師をしていて思いましたが、初めて社労士業務に携わる事務の方とかを教えるのにすごくよい教材でしたね。
そして今年もまた杉並区でセミナーを担当させていただきました。
給与計算のお仕事の紹介と、年金セミナーを担当してほしいとのご依頼でしたね。
あとこちらは私の持ち込み企画で労働契約についてのセミナーを行いました。
かなり私の好きな分野ということで、Podcast配信時かの勢いの早口で、もう2時間すごい勢いでお話ししていて。
皆さまがポカーンとしていたなと思ったのですが、その結果がですね、セミナーが終わった後に参加者の方から取るアンケートで初めてオール5を取ることができました。
こちらセミナーは一般の方向けであることと、あと皆さま求職活動中で無料でいらっしゃってますので忖度がないのですね。
会社さんで手配したセミナーとかだと忖度ありのアンケートをくださったりしますが、こういう場所って忖度が無いじゃないですか。
これはかなり嬉しかったですね。
こちらのお題でまた来年も、もう1回担当させていただきたいと思っております。
他でもこういったセミナーをしたいと思っておりますので、どなた様か市川にセミナーをさせてくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。
マネジメントゲームについて
2022年2月はマネジメントゲームというものに参加をしておりました。
先程ご紹介した「社実研」の天さんから、経営の数字が読めるようになる勉強会をするのでいらっしゃいと誘われて。
ドキドキしながら伺ったらですね、宅を囲んでマネジメントゲームという経営のボードゲームがはじまりました。
今まで経営の勉強は、実績ある経営者の方の体験や経営戦略のやり方とかをセミナーで聞いたり本で読んだりするのが主でした。
そのマネジメントゲームでインストラクターの先生は、ルールはちゃんと教えてくれますが「じゃあやってみて、自分で学びましょう。」というタイプで基本的にあまり教えてくれません。
それなのでやってみて、自らいろいろなことを考えるわけですね。
これがものすごく自分に合ってました。
こんなに経営のことを考えたのは初めてかもしれないというぐらい考えまして、本当によかったと思います。
こちらは2月からずっと月1で通い続けていて、もうハマっているという状態です。
今まで弊所の経営スタイルは人重視、でもこれはあくまで人事の話でした。
こういった経営も良いのですが、会社というのは結局のところ売上をあげる為の組織です。
会社がどうやって利益を上げるのか?という考えのなかの、その一分野が人事であるということに気づかされました。
会社を経営していくなかで、従業員さんたちの努力を売上に変える商品戦略やサービス戦略などを考え、人事も含め意思決定をする。
こういう要素もあると従業員さんへ支給できるお給料が増えたり、会社も大きくしやすかったりします。
あとなぜ会社が大きいとよいのかというのことも、やっと感覚で掴めたというのもあります。
2022年はこういった会社経営についても学べてすごく良かったと思っています。
暮らしと事業のよろず相談会について
あと面白かったのはよろず相談会ですね。
こちらは新宿の西口広場にて社労士だけではなくて
・土地家屋調査士 ・中小企業診断士 ・公認会計士
・行政書士 ・弁理士 ・不動産鑑定士
・弁護士 ・税理士 ・司法書士
これら十士業のブースへ自由に行ってご相談ができるイベントです。
相談者の方がいらっしゃると、受付で「どのようなご相談ですか?」というのを簡単にヒアリングします。
ヒアリングの内容から、そのご相談であれば〇〇士と〇〇士のブースですね、とご案内をして無料相談ができるものです。
こちらのイベントに運営で携わらせていただきまして、いろいろな士業の方々との交流もあり面白かったですね。
運営は十士業の中で1年ごとに持ち回りとなっており、たまたま2022年はその10年に1回の社労士会による運営の年でした。
その中で社労士会が運営をするときは、まずトラブルが起きないという評判があるとのことで、確かにトラブルは起こらず流れもスムーズでした。
必要な仕事に対して人をどちらに配置するのか、という当日の人の動かし方が上手だったと思います。
その上手な理由というのが、企業の人事部や総務部にお勤めの方が結構いらっしゃって、人事のことを常日頃考えている方々が運営していたからだと思います。
あと社労士として開業されている方で、やっぱり社労士というのは依頼者様のお話を聞いて、その方に合わせて動くということが絶対に必要なサービス業なので、現場を見て臨機応変な立ち振る舞いができる方が多かったと思いました。
勉強になった面白い会でしたね。
中学校への出前授業について
こちらもまた社労士会の会務のお話ですけど、出前授業をさせていただきました。
出前授業というのは、会務の中にあるメインイベントの一つです。
小学校・中学校・高校・大学などに社労士が伺って、働くことや社会保険のことなどについて授業を行います。
私は中学校で2時間授業をしました、中学生相手に授業するのは面白かったですね。
難しい話もしましたが、結構評判は良かったと思います。
働くとはなにか、社会保険はどうなっているのか、給与明細とはどういうふうになっていて、なにが引かれた結果、このような手取りなのかとか。
こういった話は私が中学校の頃に聞きたかった!とすごく思っていました。
あと今の中学生は、いい子がすごく多いなと思いました。
障害年金について
最後にですね、障害年金のお話をいただきました。
通常ご相談いただいた場合は専門の方にお任せしていますが、今回はチャレンジしてみました。
その結果やはりとても難しかったので、今後は最初から専門の方にお任せしようと思いました。
以上が2022年の市川の1年でした。
意外と盛り沢山でしたね。
本年も昨年をふまえて弊所を大きくしたいですし、Podcastも続けていきたいので頑張ってまいります!
あと市川へのセミナー講師のお話もお待ちしております。
本年もよろしくお願いいたします。

今週はここまでになります。
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